11/27の藤野のどんぐりと山猫の公演には宇夫方路がデビューします

来る11/27に神奈川県の相模原市緑区、最近政令指定都市になったので、これだとどの辺りを意味しているのか中々理解しがたいですが、山梨県と神奈川県の境にある相模湖のそばの藤野という場所で我々は演奏することになっています

当日のタイムスケジュールはこのページにありますが、我々の出演時刻は、12:25くらいからです。

アクセスもこのページでご参照ください。


そのリハーサルを昨日行いました。

今回のどんぐりと山猫の公演は、チェロのオブリガート付きのヴァージョンです。

写真には居ませんが、これに楠定憲が加わり、語り手三人ヴァージョンとしては初演になります。

語りと馬車別当が、楠定憲、一郎が宇夫方路、山猫を含む他の登場人物が高山正樹という役割分担です。
宇夫方路は普段、山猫合奏団の裏方としてマネージャーの役割を果たしていますが、実は有能な女優であり、琉球舞踊の踊り手でもあります。
一昨年の岡山ツアーでは、セロ弾きのゴーシュに登場する動物役で出演したことがあります(ゆえにメンバー紹介のページには「動物たち」と紹介されていますがおいおい修正する必要がありますね。)が、それ以来二度目の登場になりますし、どんぐりと山猫で語ることはもちろん、この作品の音楽家以外の出演者を三人でやるというのも初めてです。

山猫合奏団は、お芝居中心というよりは、その名のとおり、合奏団ですから、白石准の創作に楽器の編成が様々な形態でやってきた歴史がありますが、今年に入ってから、注文の多い料理店を役者四人で臨んだり、少しずつ「言葉」の部分にも新しい試みを取り入れています。

今回もその一環です。

どういうどんぐりと山猫になるか作曲家としては楽しみです。

音楽はピアノとチェロで臨みます。

数年前に岡山での演奏でチェロヴァージョンを編曲しましたが、オリジナルのピアノの音をチェロに振り替えたというのではなく、新たにチェロ独自の音を作曲したので、オリジナルを聴き慣れていてもかなり新鮮なハーモニーが響きます。
それは今年の沖縄の名護でも再演されました。

その後、マルチリード(フルート、クラリネット、サックス)を一人で吹き分ける奏者とピアノのヴァージョンがこれを元にして出来、先月は木管五重奏にも編曲しましたが、そのたびに新しいことを思いついて、作曲者としてはおもしろがっています。

今回も木管五重奏を経験したあとなので、その時に着想した新たなメロディーをチェロに弾かせようと思っています。
ゆえに、チェロ・オブリガート第二版ということになります。
(白石准 記)

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