「公演記録」カテゴリーアーカイブ

2012/10/22 新富町立富田小学校鑑賞会

昨年の同じ時期、木管五重奏版で、“どんぐりと山猫”を同じホールでやっていました。(そのpageのURLのacornのスペルが間違えていたことに今気づいた(爆))
今回は、同じホールのすぐ近所にある富田(とんだ)小学校の全校生徒の前で、pianoと語りに依るoriginal版で演奏してきました。
時は、2012/10/22(月)の朝、場所は、宮崎市に近い、宮崎県南部の新富町文化会館です。

以前に来た時は日曜日だったので、気づきませんでしたが、上空では自衛隊の戦闘機が訓練のためひっきりなしに飛行していました。
そうです、この地域は、新田原(にゅうたばる)基地のすぐそばなのです。
外に出ていると耳をつんざく轟音がしていましたが、ホールの中は凄い防音効果があり、全く気づきませんでした。

今年の初頭、高山正樹だけ、朗読の会で同じ所に行っていたわけですから、山猫合奏団関係としては、光栄なことに、このホールで三度目のお目見えになりました。

白石准としては、このホールの響きはとても好きで、かつ、pianoもYAMAHAのCFIIIというコンサート用のpianoなのですが、実に弾きやすく、最初に来た時にもそのレスポンスの良さに感動していましたが、今回もrehearsalの時間に楽しみでこの日弾かない曲までずっと弾いていました。
もしかしたら、生涯弾いたYAMAHAのコンサートグランドの中でも数本の指に入ると思えるほどの楽器です。
rehearsalでpianoを弾く事に没頭している白石准の事については、白石准のblogに書きました。

本番は朝10:25からでしたが、10分前くらいから、徒歩で富田小学校の皆さん達が続々とやってくるのが見えました。

rehearsalを終えた白石准はこの時点でまだ(この時点だったからこそなのかも(爆))、外に居て景色や戦闘機(速すぎて撮れなかった(爆))を撮っていたのですが、、、(爆)
ホールに入場する子供たち20121022@宮崎新富町

遠くに見える歩道は黄色い帽子で一杯です。
まるで、“どんぐりと山猫”の中でどんぐり達が大騒ぎしているかの如くに思いました(爆)
ホールに入場する子供たち20121022@宮崎新富町

本番が始まりました。
まず、白石准のいつもの様に長すぎるトークから。(撮影ed by 宇夫方女史)

この日は給食の関係で、11:25には終わらなくてはいけないのではありましたし、開会の挨拶ですでに5分経過していましたので、急がなくてはいけなかったのですが、白石准としては、「ピアノを上手く弾いている」という視点では無く、「風の音、滝の音、様々な様子の音に聴くことが面白いのだ」という事を最初に強調しておきたかったのです。
白石准@宮崎新富町20121022

独奏が始まりました。最初に景気づけで、派手なデ・ファリャの“火祭りの踊り”を弾きましたが、これをやらなければ時間通り終わった(ということは時間オーバーだったという事です。)と反省しています(爆)
白石准@Solo@宮崎新富町20121022

次に弾いたのは、北欧ノルウェーの作曲家、エドワルド・グリークの小品を確か三曲。
まずは、“蝶々”で、ピアノの出す音のころころ加減が蝶々の飛んでいる情景に聴いて欲しかったこと、そして次に、“夜想曲”、この中には、風や小川のせせらぎ、虫や鳥の鳴き声の様な効果が沢山あるので、音楽が描写する景色を、より鮮明に聴いて欲しかったのです。
そして、最後は派手に終わらないとと思ったので(爆)、いつも弾く、同じ作曲家の“結婚行進曲”を弾きましたが、これも余計だったか(爆)
この写真はどの曲の部分か判りませんが、このぐらいぶれが起きるくらい派手な曲なんです(爆)
白石准@Solo@宮崎新富町20121022

休憩を挟まずに、今度はメインの“どんぐりと山猫”が始まりました。
(実は、この変な服の下には“どんぐりと山猫”のTシャツを着ていて、本来なら、この曲が始まるときに一旦舞台袖に引っ込んで上の服を脱いでくるはずが、すぐに始まったので忘れてしまったのでTシャツを持ってきた意味が無かったことになる(爆))

演奏前に、特に子供たちだから(若い先生に対しても)、お話の中に出てくる「陣羽織、楽隊、馬車別当、尋常小学校、繻子の服」などの用語解説を高山正樹がしています。
“どんぐりと山猫”本番@宮崎新富町20121022

時間が押しているので、いつもよりは、だいぶテンポを速くして弾いている白石准の演奏に内心どきどきしている高山正樹です(爆)
高山正樹@“どんぐりと山猫”本番@宮崎新富町20121022

初演の頃は今より、元気の良い曲は確かに相当速く弾いていたわけで、まだ俺にもこのくらい速く弾けるのか(爆)と、まだまだわしもそんなに衰えてはいなかったかと、内心にやけながら(?)弾いている白石准。
後で録音を聴くと、やっぱり速いところは速く弾く方が面白いと思いました。
チェロと一緒とか木管五重奏版でやるときには、速い曲、たとえば“栗の木”には細かいオブリガート(主旋律に対する飾りの旋律のこと)が着いて居るので、それがちゃんと演奏できる様なテンポ設定が必要ですが、独奏版は元々、その曲は、Toccataという副題(譜面には記されていないが)を考えていた位の、「速い曲想の曲」だったので、当然のことなのです。

譜面は鮮明に写ってないけど、たぶん、これは笛吹きの滝の部分かな。これも実際にPiccolo Fluteで吹く時より遙かに速かったけど、違うものとして面白かった。
白石准@“どんぐりと山猫”本番@宮崎新富町20121022
あまり満席じゃ無いなと見えるかも知れませんが、実は、前の席は低学年が居たので、ほとんど満員(600人くらい)だったのですが、椅子の背から子供たちの頭が出てないだけなのです(爆)
五分オーバーの11:30くらいに終わりました。
戦犯の白石准は、「最初の先生方のトーク」の分だけ延びたのだなとか、呑気な事を言っていましたが、一、二曲前半の曲を減らせば余裕で終われたし、もっと落ち着いた演奏になったかも知れませんが、落ち着かなかった分だけ緊迫感があったかもしれません。
聴いて頂いた市の職員の方々は、「急いでいたとは感じませんでした。」との感想を頂いたので(訊いてみたのだ(爆))安心しました。
後で録音を聴いてみたら、思ったほど不自然にはなってなくて、まあこのテンポ取りも、若くて良いかな(爆)と作曲者は思いました。
“どんぐりと山猫”本番@宮崎新富町20121022


出演

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2012/09/22夜“セロ弾きのゴーシュ”@八千代エーデルささゆり,コンツェルトザール

去る2012/09/22の夜、その一時間半前に、隣の岡山県津山市で、一度“セロ弾きのゴーシュ”を演奏し終わった、我々山猫合奏団は、ここ、兵庫県多可町にある、八千代エーデルささゆりの催事ホール、リーベ・リリエンに、19時の開演10分前くらいに到着しました。

すぐに定刻通り開演しました。
昼間の津山のホールの雰囲気とは打って変わって、今度はホテルや結婚式場を併設する森の中の素敵な施設、エーデルささゆりという所のリーベ・リリエンという名前の付いたチャペル風のホールです。

白石准が開始のトークを始めました。
白石准トーク@八千代エーデルささゆり,リーベ・リリエン

ここには、白石准は今まで二度来たことがあったことなど、もしかしたら、白石准を聴くのは初めてでは無い方が居るかなと思い、質問してみましたら、残念なことに、スタッフの方以外にはいらっしゃらないことが判明しました(爆)

この日は連休の初日で、スタッフの方は、周辺の小学校の音楽や国語の先生達にお声をかけて頂いたそうですが、ちょうど運動会当日に当たってしまい、一校だけそうじゃなかった学校の先生達が来て頂いたそうですが、他の学校の先生や、子供たちがほとんど居なかったので、それはとても残念なことではありました。

しかし、皆さん初めて白石准やそして山猫合奏団の演奏を聴いて頂けるということで、テンションも上がってきました。

実は、二回訪れた内の一回は、楠定憲と、“どんぐりと山猫”を演奏しに来たこともあったので、そのうち、“どんぐりと山猫”でも再び訪れることがあり得るなとも思いましたし、勿論、深い森がすぐ裏にあるわけだから、“どんぐりと山猫”だけではなく、“注文の多い料理店”もやった場合に、会場を出たすぐ周りの森の中に、山猫軒があってもおかしくないような場所ですから、本当に宮沢賢治の素材を演奏するのに、確かに岩手県ではないけど、僕にとっては理想的な場所だと思うのです。

前半の演奏が始まりました。
まずは、白石准の独奏から。
白石准独奏@八千代エーデルささゆり

今回の撮影は、仙台の“セロ弾きのゴーシュ”に引き続き、宇夫方女史でありました。
我々の作品のイラストは、すべて彼女の父君の宇夫方隆士さんの手によるものですが、娘の彼女も、この間の仙台の時から思っていたのですが、写真を撮るセンスに光るものがあるように思いました。

普通、ピアノを弾く姿を客席から撮るときは、上の写真の様なものが多いかと思います。
それはそれで良いのですが、撮った写真を見ていくと、この下のものに眼が停まりました。
白石准@八千代エーデルささゆり、窓の外から
敢えて、会場を出て(たぶん、客席の後ろにある二階の所に行こうとしていたのだとは思いますが。)ガラス戸越しに、格子を入れて撮っているのです。
このセンスは普通の人には無いと思いました。
彼女には今後も撮影を頼もう(爆)

次に、大島純のチェロ独奏です。
直前にやった津山の公演では時間が足りず、一曲でしたが、夜はピアノ二曲、チェロ二曲やりました。
大島純+白石准@八千代エーデルささゆり20120922

撮影者の宇夫方女史は、二階に登って撮ってくれたようです。
実は、白石准の座っているピアノのベンチ椅子。
写真でも見えますが、四つだか六つだか、座る部分に、凹んだところがあって、そこに、ボタンの様な丸い部分が底にあるんです。
そういうのは良く見かけるのですが、あの椅子はなぜか、座るとクッションが沈んで骨盤の先に当たり、もの凄く痛かったです(爆)
そういう経験はほとんどないので、(今までの二回はどうだったか覚えてない。)始終座る位置を変えて弾きました、、。
大島純+白石准@八千代エーデルささゆり20120922上から

大島純のクローズアップですが、なかなか良い瞬間を捉えましたね、宇夫方さん。
大島純Close Up@八千代エーデルささゆり20120922上から

さあ、休憩を挟んで(この日二度目の)“セロ弾きのゴーシュ”が始まりました。
昼の津山公演とは語りとチェロの左右の位置が違いますね。
たぶん、昼は、チェロだけ台に乗っていたのでそういう事になったのだと思います。
“セロ弾きのゴーシュ”@八千代エーデルささゆり20120922上から

津山の時もその場面だったやに思いますが、きっと、狸の子供が訪れた時の冒頭かなと思われます。
大島純+白石准in“セロ弾きのゴーシュ”@八千代エーデルささゆり20120922上から

“セロ弾きのゴーシュ”は2005年に初演を迎えたわけですが、このコンビは“どんぐりと山猫”の最初の頃から三十余年のコンビであるわけで、彼女のフォーカスがなんとなく、その歴史を物語るようなおっさん二人を捉えましたね(爆)
高山正樹+白石准@八千代エーデルささゆり20120922夜

と、真剣に写真を撮りまくって居るかと思いきや、床に落ちている虫の死骸をばっちり撮っていたりもする宇夫方さんのセンスは尋常では無いと思われます(爆)

“どんぐりと山猫”の途中で、初めて一郎の前に山猫が姿を現すとき、まさに大げさに、風がどうと吹いてきて、「どうだ!」と言わんばかりの威圧感で登場したのに、一郎の方は、「やっぱり山猫の耳は立って尖っているな」なんて思っちゃう、なんか、興奮しているようで実に醒めているみたいな感じがこの写真には感じます。
でも組写真としては、前後の演奏の写真があるから、この死骸も沈黙のなかに存在して居るのではなく、音の波のなかに転がっているところが、storyを感じます。

舞台上では音楽と語りの丁々発止のアンサンブルが奏でられている中、これを撮るかってさあ(爆)
エーデルささゆりの会場に落ちていた昆虫の死骸

終演後、僕らが宿泊する棟の別の部屋で、美味しい料理とビールでスタッフの方々と会食をしました。
本当にお世話になりました。
演奏者の後ろの左側が、僕と八千代町(今は多可町だけど)を結びつけてくれた、赤穂の方の上郡という場所でティンカーベルというカフェ・レストランを経営している中谷さん、そして、その右側が毎回僕が訪れる度にスタッフの皆さんを纏めて下さる渡辺さんです。
八千代ささゆりコンサート実行委員会のスタッフと

中谷さんと僕の結びつきは、僕のblogに記事にしています。
その記事に、この会場の外の風景を、当時の携帯電話で撮ったものが出ています。
たぶん、白石准のblogの方に近々にこの翌日に撮った景色の写真が出るとは思いますが、あいにくの曇りでしたから良い写真は全然撮れなかったし、やっぱりこの場所は「晴れ」が似合う。

地元の人に聞いた話ですが、泊まっていると、必ず毎晩、野生の鹿の鳴き声が聞こえるそうです。
それを夜に聞いていたら、もっと耳を澄ませたのに。

本番中も休憩時に外にでたら、虫の合唱が聞こえ、そいつらが、会場に入ってくるから窓を開放でき泣けど、夜、ゴーシュが練習している場面ではすばらしいBGMになり得るのになと、作曲者の僕は思いました。

ハイキングコースもあるから、毎回すぐに帰るはめになっているけど、何時の日か、ここに泊まったとき、朝、森を歩いて野生の鹿をカメラに収めたいと思います。

2012/09/22午後“セロ弾きのゴーシュ”@津山ベルフォーレ

去る2012/09/22(土)、岡山県津山市にあるベルフォーレ津山というところに我々が訪れた事を前の記事で報告しましたが、その続きです。

毎回のことですが、“セロ弾きのゴーシュ”の山猫合奏団版では、ゴーシュをそのまま演奏者の大島純が台詞を言って演じますので、白石准の希望により、「極端に」下手に弾き始めるのです。
中途半端に下手だと、初めてチェロの演奏を聴く、保育園の子供たちなどにとっては、「演奏のゆらぎ」程度にしか聞こえず、なぜ、楽長に下手だと怒鳴られなければいけないか判らなくなることが、初演当時判明したので(笑)、あの作品の演奏の前には、「大島純」としてきちんとチェロ演奏をアピールするために最低でも一曲演奏することにしています。

この日は、演奏終了後、すぐに移動を開始し、隣の兵庫県の多可町というところまで行って夜のコンサートをする必要があったので、フォーレの「夢の後に」一曲でした。
一枚目はその時の写真です。

これは調律をしていただいた、安藤欣之氏によるものですが、実は、ホールのホワイエでやっているので、その突き当たりにある大きな窓から陽光が入っていて、完全な逆光で、前の記事で僕が撮っていたときも実に苦労していたのです。
彼が調律中の写真
(写真?tweet?の日付が一日前の、しかも夜になっているのはなぜだ?)

で、ホワイエですから、当然、トイレの方向指示のパネルがありました。
この写真のピアノの開いている蓋のてっぺんのパネルの上に突きだしている部分にトイレの表札がでかでか写っていました(爆)
まず、写真の縦と横の比率を16:9に変えて、窓の極端に明るい部分を少なくし、白石准初挑戦の、レタッチソフトで、その部分を消してみました。
大きくすると消した部分の痕跡がはっきり判ってしまいますが、この記述が無ければこの大きさでは判らないでしょう?
大島純+白石准@津山ベルフォーレ20120922午後

本当は、このホール、スタインウェイとベーゼンドルファーとベヒシュタインというドイツ系のすばらしい楽器が三種類も完備してある、東京だってそんなところはごくごく一部しかない、素晴らしいホールなのです。
ベルフォーレ津山の紹介のページ
またの機会には、ホールの中で演奏したいものです。

というのも、この“セロ弾きのゴーシュ”という作品は、前半に歌われた大島純君の母君、大島良子さんと純君の共演の為に委嘱されて2005年に初稿が完成したものであり、その初演は、ここ、ベルフォーレ津山だったのです。
初演のピアノは僕ではありませんでしたが、山猫合奏団版“セロ弾きのゴーシュ”としては、たいへん大事な場所であるわけです。

ゴーシュが始まりました。
皆さん、熱心に聴いて下さいました。
今回は、最近スタンダードになっている、「語り手二人ヴァージョン」ではありませんでしたので、楠定憲は来ていません。
故に、演奏者は3人のヴァージョンでした。

津山に初めて来た時と同じ編成です。
セロ弾きのゴーシュ@津山ベルフォーレ20120922

下の写真は、ナレーションと登場する動物を担当したお馴染み、高山正樹です。
なんだか、かっこう君にピントが合ってしまったように思います。
色が強烈だから、カメラがきっと、こいつの方が大事なんだろう、と判断したと思われます。

移動が大変だった(僕と高山正樹は、当日の早朝、羽田から飛行機移動でしたから。)ので、今回は、猫耳や狸の子供の小道具、そして鼠の親子のグッズは持参しませんでした。
かっこう君だけが、津山に来たのです。
高山正樹@20120922津山ベルフォーレ

激しくピッチカートをする、ゴーシュ大島純
何カ所かそういう場所はありますが、もしかしたら狸の子供の場面かも知れませんね。
大島純@ゴーシュ@津山ベルフォーレ20120922

ピアノの所にいる白石准ですが、弾かないで酔っ払っているわけではありません。
きっと、楽長(ゴーシュの務める活動写真館の指揮者の事)の台詞を言っている所だと思います。
凄く尊大だな(爆)
しかも、Tシャツが“どんぐりと山猫”だし、、、
白石准@楽長@20120922津山ベルフォーレ
この日の「すぐに移動しなければならない」という過酷な条件が一つ、新たな発見を生みました。

極端では無かったのですが、印度の虎狩りを始めとする急速な曲のテンポを速くすることによって、少しでも時間を稼ぎたいという心理が働きました。
そのお陰で演奏は大変になったけど、いつもよりは緊張感が出た気がします。
その方針は、夜にも反映しました。

何回も聴いている大島君の母君や、この後で夜聴いた、宇夫方女史も、いつもとはテンポ感が違ったので面白がっていました。
これからも、安全運転するのは、台詞の長さを計算した部分だけにしよう。

さて、会場になったホワイエの天井の高さを観て頂きましょう。
これだけ高いと、床が絨毯でも結構響いたのでびっくりでした。
山猫合奏団“セロ弾きのゴーシュ”@津山ベルフォーレ20120922-2

後、最初の画像で、「トイレの看板を消した」とありましたが、「じゃあ、元はどうだったのだ」という人の為に追記に元画像(16:9にした後ですが)を表示してみました(爆)
続きを読む 2012/09/22午後“セロ弾きのゴーシュ”@津山ベルフォーレ

2012/09/22 19:00 ささゆりコンサート「セロ弾きのゴーシュ」

概要

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    関連リンク


    出演

    写真をクリックするとプロフィールをお読みいただけます。


    2012/08/19(日)エルヴェによる復興祈念ジョイントコンサート@仙台

    さる、2012/08/19(日)に、仙台市シルバーセンター交流ホールに於いて、山猫合奏団の“セロ弾きのゴーシュ”と、その演奏会を白石准に持ちかけてくれた大学時代の親友、千葉民和氏の娘さんで、ドイツで活躍している千葉さくらさんのヴァイオリン独奏のジョイントコンサートが行われました。

    前半のチェロの大島純白石准のDuo。
    大島純&白石准2012/8/19@仙台

    さくらちゃん登場。
    いろんな感慨を持ってこの日弾く事になった顛末は白石准のblogに書きました
    千葉さくら&白石准2012/8/19@仙台

    後半はおなじみ“セロ弾きのゴーシュ”
    白石准としては嬉しかったのは、pianoもホールの響きも、ホールの大きさも我々がやるのに案配の良い感じで、かつ、調律師の方も凄く熱心にやって頂けたことに加え、今回、照明と音響のスタッフが居てくださったことです。

    「居てくださった」というのは、今までも岡山や沖縄の公演ではその場所のホールの担当者が照明などを作って下さった事例はあるわけですが、そういう意味では無く、アルテリッカの公演や、記事としては、この直前にしたためた7月の六行会の公演でもおつきあい頂いた、「我々の様式を存分に知っていらっしゃる」人たちが東京から一緒に行ってくれたことです。

    プログラムにはスタッフの名前が欠落していたので、ここに記そうと思います。

    照明:龍前正夫舞台照明研究所
    音響:渡邉禎史さんでした。

    何が素晴らしいって、もう僕の作品は全部スタッフは体験していて、作品の内容はもとより、僕らの演奏様式も、完全に把握しているので、限られた環境の中、最善の状態にしてくださったことです。
    今までは、バラシの時には僕らは居なかったので、ほとんど飲むということができなかったけど、今回は前日も当日も飲むことができて白石准としてはとても光栄でした。

    やはり今後の活動を考えると、よっぽど小さいところでとか、予算が無いという時以外は、やっぱりエンターテインメントとして照明や音響さんが、必要だと思うし、その上で、僕らの演奏の内容、作品の内容を知っている今回の人たちと一緒に本番に臨むということが望ましいと思います。

    楽器のアンサンブルと同じで、もう同じ作品を繰り返しやっているのを観て貰っていたりするので、どんどん、今後、照明や音響と我々の演奏の絡みも、濃厚に展開して行きそうな予感がしました。
    仙台の企画してくださったスタッフからは、照明の鮮やかさ、そして、マイクを通しているはずなのに、絶妙の生っぽい声で聞こえていたとの評価があり、大変光栄に思いました。

    蛇足ですが、この日、白石准はいたずら心を起こして、鼠の親子が来たとき、子ネズミの台詞を突然、客席に降りて叫びましたが(爆)、なんと、僕の立っているところにすぐさま、スポットが当たったのにはびっくりしました(爆)

    下の写真はどうやらかっこうが来たときですね。

    改めて紹介すると、左から、夜な夜な現れる動物を演じた、高山正樹、そして作曲とpiano、そして楽長と鼠の子供の台詞を言った白石准、ゴーシュの台詞とチェロを担当した大島純、そして、台詞以外(最後一部コンサートマスターの台詞があったけど)の語りを楠定憲でした。
    (この段落の名前をclickすると、profileのページに飛びます。)

    後、残された写真は白石准のblogにも近々に公開するので公開した時点でlinkを張るつもりです。

    なお、この写真を撮ったのは、山猫合奏団の宇夫方路女史です。白石准の一眼レフで撮りましたがなかなかの出来だと思います。

    共演者、そして東京から来たスタッフ、そして仙台のスタッフの皆さん、そして盛り上げてくださった観客の皆さん、ありがとうございました。

    ちなみに今回の企画は、株式会社エルヴェ環境という会社がやってくださいました。
    今後とても成長が期待されるすばらしい会社であると、間に入っていた僕の親友の千葉民数氏が打ち上げで熱弁していました。
    お世話になりましたから、会社のURLをここに記しておこうと思います。
    http://www.eleverkankyo.com
    “セロ弾きのゴーシュ”2012/08/19@仙台
    (後半の白石准作品に関しては、録音は許可することにしました。その意図は、その録音したものを誰かに宣伝して欲しいからです。CDの売れ行きに心配がありますが、CDの内容と、現在のパフォーマンスにはかなりの違いがあるので、気にしないことにしました。)

    下の画像は、アンコールで演奏した、白石准作曲の「トロメライ」です。
    「トロメライ」については、この記事を参照してください。
    しかし、“セロ弾きのゴーシュ”の舞台写真を今までも見てきたが、全員何かしているときは、実はあまりなくて、語り手が喋っているときは、動物はまだ出てきてないときとかだから、この写真の様に全員アクティブであることは貴重なのです(爆)

    かつ、かっこうも一緒に歌っているが如くですね。
    トロメライ2012/08/19@仙台