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2012/11/18 草野心平記念文学館公演@福島県いわき市-2

記事としては、草野心平記念文学館に着いた時に撮った写真の記事から続きます。
concertは始まりました。
前日の東京でのconcertではチェロ独奏は派手な曲で始めましたが、この日は、しっとりと、フォーレの「夢の後に」からでした。
大島純&白石准@草野心平記念文学館concert

一曲終わると高山正樹が出てきて我々の紹介をしました。
高山正樹が山猫合奏団を紹介する@草野心平記念文学館concert

下の写真は「河童と蛙」の演奏が始まりまった所でしょう。
前日の東京公演での初演とは違うスタイルで演奏してみました。
東京では、所謂「ボサノヴァ調」でやりましたが、この日は、白石准の希望(ってホールに着いてから突然閃いたのです(爆))で、少しジャズ風なスウィング調でやりましたから、草野心平の擬音語が跳ね飛んでいました。
そうすると、テンポも前日よりはいささかゆっくりになりました。
これは、面白い使い分けだと作曲者は思いました。

これから、前者を「河童と蛙Aパターン」そして、昨日のパターンを「河童と蛙Bパターン」として同じ作品を違う様式で演奏する事になると思います。

前日は語り手二人バージョンでしたから、その役割を入れ替えたり(実際前日はアンコールの時、最初にやったのと入れ替えて語って貰った)、この日の様に一人で語ったり、ヴァリエイションは沢山出来る事になります。

そういえば、つい先日の茨城県の仁連小学校での「パターンAの一人版」プレ初演を含めてもまだ、一度も同じパターンで演奏したことがないという事になりました(爆)
「河童と蛙」演奏中
この日は、僕らの演奏前に、たぶん恒例なのでしょうか、来場者の中から希望者を募り、30分ほどの間に5人の方が詩の朗読をしました。
その中にも、坂本遼の「おかん」という詩は取り上げられていました。
僕らも僕の作曲でこの後演奏しました。

僕らの予想では、こういう山の中腹にある場所だから、30人も来れば万々歳だと思っていたら、開演直前にどんどん人が増え、もしかしたら100人くらいいらっしゃったのでは無いかという人出でした。
大変熱心に聴いて頂けました。
熱心に聴いて頂いた草野心平記念文学館でのconcert

こんなに高山正樹が拳を握りしめて居る場面は何かと想像したら、きっと、かっこうがゴーシュに挑んでいる場面かなと思います。
スタッフは良い場面を撮ってくれましたね。
たぶんかっこうを熱演している高山正樹

夜な夜な動物の訪問を受けた後六日目の晩(実はこの話、最後にやりとりした鼠の親子の訪問から本番まで一週間近く空いているというのは、気がつかなかったりするけど重要な部分だとは思う)「本番」を終え、聴衆の拍手を受けている「金星音楽団」の人達。
「本番」の交響曲第六番を演奏終了し、聴衆の拍手を受ける「金星音楽団」

司会者(右の高山正樹がその瞬間演じている)に促されてもアンコールには頑なに応えない楽長(白石准が不遜な態度をしているのはそれだ(爆))。
司会者に促されてもアンコールに不遜にも応えようとしない楽長白石准

それで、楽長命令で独りでステージで演奏したゴーシュ、演奏後その「印度の虎狩り」の出来に驚愕し、初めて褒めまくって感心している楽長、司会者に「体が丈夫だからあんなこともできるよ、普通の人なら死んでしまうからな」と言い残し、退場中。
アンコールにゴーシュが独りで弾いた「印度の虎狩り」に感心する楽長

退場後、まだステージでは演技が続いているのにカメラ目線の白石准楽長。
カメラ目線の楽長(爆)

会館の皆様、そして最後まで熱心に聴いて下さって、その場で色々感想を頂いたりもした聴衆の皆様、お世話になりました。
またきっと別の作品ででもこの場所には戻ってきたいと思いました。

piano弾きとしては、会場のピアノ(どこかの小学校のお下がりと言う事でしたが、そういう水準の楽器とは思えない良い楽器でした)を見ている、調律の方が自作した「ピアノを移動するためのキャスター」が凄いと思いました。

ホールの大きさも僕らの出し物にはマイク無しで伝わる広さでとても良かったです。

しかも、学芸員(だったかな)の方から、僕に新たな作曲のネタにと、草野心平の童話を紹介して頂けました。
草野心平の作品にも、宮沢賢治にも負けないくらいオノマトベ(擬音語、擬態語、擬声語の事)が沢山含まれている場合が多く、この日の来訪は、白石准にとって草野心平が、宮沢賢治に続く「インスパイアーされる作家」の一人に突然浮上してきた「Encounter」の記念日になったかも知れません。

2012/11/18 草野心平記念文学館公演@福島県いわき市-1

一昨日の夜、プリモ芸術工房での公演で新鮮な気持ちで燃焼した山猫合奏団の一行は、翌日の午前中には既に福島県いわき市出身の詩人、草野心平の記念文学館に居ました。

福島県いわき市には、それぞれのメンバーが劇団やオーケストラ、室内楽などで訪れた事はあっても、山猫合奏団としては初めてお目見えする場所でした。
8月の仙台公演に続く、「東京より北方面」の公演になります。

山の中腹にある眺めの良い場所に建物があり、入口からして紅葉が美しい外観でした。
草野心平記念文学館の入口

駐車場から本館に行く途中、掲示されていたこの時期開催されている、兵庫県出身の草野心平とも親交があった詩人、坂本遼(恥ずかしながらこの作家のお名前は今回のお話を頂いて初めて知ったメンバーがほとんどでした。)展の看板。
草野心平記念文学館の特別展坂本遼展の看板
文学館の掲示板にも光栄なことに我々の写真が。
山猫合奏団の写真も@草野心平記念文学館の特別展坂本遼展にて

中に入ると、いわきの山の景観がまるで、額縁の中に収まっているような錯覚に襲われるロビーがあり、さっそく高山正樹が写真を撮っているのが見えました。
草野心平記念文学館の中で景色を撮る高山正樹

別の部屋では、まるで温泉の様に見える空間がありました。
もちろん、ソファに座りながら、壁に掲示されている草野心平の詩をゆっくり眺められるようになっていました。
まるで温泉の様に見える空間

今回僕が作曲するのに選んだ「河童と蛙」も、ショパンの曲を使って弾いた「るるる葬送」にも蛙が出てくる。
それを象徴するような、蛙の居る中庭のディスプレイ。
心平が愛した蛙たち

景色が見えた大きな窓側から入口方面を見るとこうなっています。
もちろん、この空間でconcertも可能だとは思いましたが、陽の出ている間は逆光になって出演者の顔が全部真っ暗になるとは思いますが、、、。
草野心平記念文学館の窓側から入口を望む

外に出ると、紅葉を味わうことが出来ます。
草野心平記念文学館の外の紅葉

でも、麓の景色を見ると、それほそ、紅葉が進んでいるようには見えません。
ということは、この小高い位置はやっぱり標高の関係で麓よりはだいぶ寒いのでしょう。
草野心平記念文学館から見えた景色

写真の数も多くなりそうなので、開演後の写真は、別記事で。

2012/11/18 「坂本遼展」記念朗読祭・演奏会「宮沢賢治・坂本遼・草野心平~若き日の交友」

概要

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