イノック・アーデン

既存の作曲家シリーズ第4弾

 原作  A.テニソン
 作曲  R.シュトラウス
 編成  語り3名(語り手は1名が前提だが山猫合奏団は女性1名男性2名で語る事にしています) ピアノ1名
白石准が1980年頃から演奏を望んでいた、アルフレッド・テニスンの書いた二人の男の子と一人の女の子に起きるドラマティックな同名のストーリーに、リヒャルト・シュトラウスが壮大な音楽をピアノの為に書いた作品。

2016年についに、白石准にとっても、そして山猫合奏団にとっても初演の日を迎えることになりました。

翻訳をどれにするかと色々悩んだあげく、演出意図で色々自由に修正できるよう、高山正樹が自ら全編構成したテキストで、初演されました。初演は、山猫合奏団祭り2016の初日、2016/09/10,プリモ芸術工房でした。

初登場の女優さん、高橋伶奈(アニー役)さんと、2015年も“走れメロス”や“セロ弾きのゴーシュ”で出演して頂いた、西村俊彦(フィリップ役)さんを迎え、高山正樹(イノック・アーデン)と、台詞以外の部分はそれぞれが分担していましたが、三人で語る演出で、白石准のピアノで行われました。

普段の我々のレパートリーとはかなり路線の違うシリアスなもので、今後何度も演奏を繰り返して成長を見込めるレパートリーになると確信しています。

独自の音楽と朗読の世界