2016/03/20 西川郷子さん率いる三人のバンド、“星ノ飛ブ夜”さんたちと対バンをやってきました

山猫合奏団の音楽のジャンルは、基本的に、クラシック音楽の範疇にあります。

故に、タイトルにある、「対バン」というのは、我々の経験上初めて使う用語であります。
クラシック音楽で言えば、ジョイント・コンサートの事です。

今回は、上々颱風のヴォーカリストとして有名な、西川郷子さん率いる、三人組のバンド、星ノ飛ブ夜さんに誘われて、中目黒にある楽屋(らくや)さんというライブ・レストランで演奏してきました。

星ノ飛ブ夜さんは、西川さんのヴォーカル、ギターの小沢あきさん、パーカッションの関根真理さんという編成で、西川さんのオリジナルの楽曲を演奏する団体です。
その曲の構成は本当に緻密で、西川さんの歌とメロディーのセンス、インストルメンタルの部分をコントロールしている小沢あきさんのアレンジ能力とギターの閃き、その二人を実に上手く支えて色づけを行っている関根真理さんのパーカッション。

もともとは高山正樹がファンになったバンドでしたが、ひょんな事から彼の紹介で彼らのライブに行き、とんとん拍子で共演する事になりました。

せっかく共演するのだから、可能なら一緒に演奏できるものは無いかと考えたあげく、白石准が数年前に書いた、山之口貘シリーズの一曲「猫」を、西川さん用に、メロディを付けて、初演して貰いました。
そのリハーサルがこの写真です。

もともとは、山猫合奏団のスタイルで、言葉のリズムだけ音符で指定されていてピアノの演奏とシンクロしていたのですが、こうやって普通に歌曲の状態にして、彼女によって新たなものにしてもらえました。
そうすることにより、オリジナルとはちょっと変わったので、新たな作品と言っても良いでしょう。

そして、アンコールには、彼らのレパートリーから、「冬の華」というのを山猫合奏団から、チェロの大島純とピアノの白石准が参加しました。

そう、この日は、チェロ入りの“どんぐりと山猫”を演奏したのです。
下の写真がそのリハーサルです。

きっと、このバンドとは、この先も一緒にやる事によって、新たな世界が拡がっていく確信を持ちました。

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