オリジナルグッズ

どんぐりと山猫

草野心平

今年も、去年に続き、山猫合奏団による言葉と音楽の連続コンサートを催します。
去年は三日間でしたが、今年は、四日間のコンサートのお知らせです。

まずは、スケジュールから。


2016/09/10(土)14:00より、会場は我々のホームになる、東京の東急目黒線の洗足駅前のプリモ芸術工房にて。
今年のお祭り初日は、白石准の作曲作品では無く、今年の目玉と言って良い、90分に迫ろうとする、我々にとっての初演、リヒャルト・シュトラウスの作曲した、イギリスの詩人、テニスンの詩による大作、“イノック・アーデン”を演奏します。
初登場の女優さん、高橋伶奈さんと、昨年も“走れメロス”や“セロ弾きのゴーシュ”で出演して頂いた、西村俊彦さんを迎え、高山正樹と三人で語る演出で、白石准のピアノでお届けします。


2016/09/19(月・祝)14:00より、会場は、我々の初お目見えになる新しいホール、東京の早稲田にある、東京コンサーツ・ラボにて。
今年も、二つの作品は連続した話であるという作曲した白石准の解釈によって、“注文の多い料理店”“どんぐりと山猫”の二つを上演します。
しかし、“どんぐりと山猫”について今年は、白石准の高校時代からの友人にして最高の音楽仲間、作曲家の中川俊郎さんとの連弾のアレンジで、演奏する事にしています。
語りは、高山正樹(“注文の多い料理店”では歌も披露)と楠定憲です。


2016/09/24(土)は、14:00と18:00の二回公演です。会場は我々のホームになる、東京の東急目黒線の洗足駅前のプリモ芸術工房にて。
昼公演は、“走れメロス”を取り上げます。
出演:メロス:高山正樹、暴君ディオニス:楠定憲、(その他の登場人物や語りの部分は二人で分担)作曲・ピアノ演奏:白石准

夜公演は、三月にジョイント・コンサートで初共演したバンド、シンガーの西川聡子さんとギターの小沢あきさんによる“星ノ飛ブ夜”がゲストで出演されます。
基本は、草野心平の詩を元にした、新作披露と、今まで書いたものと、“星ノ飛ブ夜”のオリジナルのステージです。


そして、最終日、2016/09/30(金)19:00より、会場は、東京の小田急線の狛江駅のすぐそば、泉の森会館にて。
山猫合奏団の事務所のM.A.P.がある地元、狛江市に、“セロ弾きのゴーシュ”が初見参致します。

みなさまのご来場をお待ちしています。


追記です。
初日に演奏する、“イノック・アーデン”は、白石准が約40年前に譜面を購入して以来、いずれ、演奏してみたいと思っていた作品です。
山猫合奏団の旗揚げになった、“どんぐりと山猫”の作曲時(1980)にも、この“イノック・アーデン”のアイデアを参考にした部分もあり、やっと今年、演奏する決心が付きました。
我々のオリジナル作品と違って、音楽の合間に朗読が長く続くスタイルのものですが、音楽自体は、オペラのアイデアの様に、登場人物ごとに特定のメロディが与えられており、場面場面で、具体的にその人物が背景の音楽に投影されています。
髙橋伶奈さんのブログ:高橋伶奈のキラメキブログ
西村俊彦氏のblog:びょうびょうほえる


19日には毎年、この日は、“どんぐりと山猫”をやる事になっています。
繰り返しになりますが、この作品の冒頭、山猫が一郎に送った手紙の日付が9/19だからです。
“どんぐりと山猫”に関しては、今までも、様々な編成にアレンジして演奏する事も多かったのですが、連弾は初めてです。
ピアノの名手でもある、中川俊郎と白石准の連弾は白石准にとっても楽しみです。
中川俊郎氏の情報:http://www.weblio.jp/wkpja/content/中川俊郎_中川俊郎の概要


24日の、メインテーマ、詩人、草野心平の外の「蛙」に関係した詩を、昨年も作曲しましたが、新たに作曲しました。
ごびらっふの独白や、祈りの歌などです。
今回は、昨年までのラップの様に音楽がシンクロしている朗読だけではなく、シンガーの西川さんがいらっしゃるのでメロディが着く歌という形式にも踏み込みました。


30日の、“セロ弾きのゴーシュ”に関しては、初めて狛江近辺で演奏するという事をとても楽しみにしています。


会場は、三箇所で行われますので、お間違いの無いようにおねがいします。
9/19と24は、東京の目黒区、東急目黒線の「洗足」駅の改札を出たら前方ちょっと右側にすぐに見える、プリモ芸術工房(イタリア料理店の二階)です。
「洗足」駅は、「洗足池」でもなく、「千束」でもありませんのでご注意。
アクセスは、http://primoart.jp/hall/access/


9/19の、東京の早稲田の穴八幡宮のそばにあるAVACOビルにある東京コンサーツ・ラボへのアクセスは、http://tocon-lab.com/access


9/30の、泉の森会館は、http://izumino-mori.net/access.htm
です。


入場料は、大人3,000円、中学生以下が1,000円です。その外にも三枚綴りやパスポートチケットもあります。
お問い合わせ・お申込み先は、
M.A.P.(エム・エイ・ピー)Tel03-3489-2246 Fax03-3489-2279
あるいは会場のプリモ芸術工房Tel03-6421-6917


チラシは、こちらにあります。
山猫祭り2016表面.pdf
山猫祭り2016裏面.pdf

今年も、去年に続き、山猫合奏団による言葉と音楽の三日間のコンサートのお知らせです。
所謂、朗読と演奏という、お互いシンクロする事無く語り、BGMで演奏するというものではなく、時に、ラップの様に音楽に合わせて、時に、違う登場人物の台詞を(特に議論の場面や、擬態語、擬音語)重ねて、言葉の意味を伝えるだけでなく、音として伝える試み満載です。
2015/09/12,9/19,9/26と全て土曜日に上演致します。

素材は、原点である宮沢賢治の“セロ弾きのゴーシュ”、“注文の多い料理店”、“どんぐりと山猫”の他、太宰治の“走れメロス”、
そして一つを除いてこの夏に作曲したばかりの、詩人、草野心平の作品を演奏します。草野作品は世界初演(#^.^#)です。

9/12(土)は、昼夜二回公演です。
13:30に草野作品と、“セロ弾きのゴーシュ”
“草野作品”:河童と蛙(2012)、かじか(2015)、ゆき(2015)、俺も眠ろう(2015)、かえるのうたのおけいこ(2015)
出演:高山正樹(言葉)、楠定憲(言葉)、大島純(Cello)、白石准(作曲・Piano)
“セロ弾きのゴーシュ”
出演:大島純(ゴーシュの台詞とチェロ演奏)、高山正樹(登場する動物たち)、楠 定憲(くすさだのり)(語り)、白石准(楽長及び、作曲・ピアノ演奏)

18:30に草野作品と、“走れメロス”
出演:メロス:高山正樹、暴君ディオニス:楠定憲、(その他の登場人物や語りの部分は二人で分担)作曲・ピアノ演奏:白石准

9/19(土)は、13:30に“注文の多い料理店”と“どんぐりと山猫”を続けて上演致します。
“注文の多い料理店” 山猫:高山正樹、語り:楠定憲、作曲・ピアノ演奏:白石准
“どんぐりと山猫” 山猫,森の生き物:高山正樹、一郎&語り:楠定憲、作曲・ピアノ演奏:白石准
これらは、もちろん独立した作品ですが、山猫は同一人物であったという繋がったストーリーとして白石准が考えています。

9/26(土)は、13:30に草野作品と、“走れメロス”
“草野作品”:河童と蛙(2012)、かじか(2015)、ゆき(2015)、俺も眠ろう(2015)、かえるのうたのおけいこ(2015)
メロス:西村俊彦、暴君ディオニス:高山正樹、(その他の登場人物や語りの部分は二人で分担)作曲・ピアノ演奏:白石准

18:30に草野作品と、“セロ弾きのゴーシュ”
出演:大島純(ゴーシュの台詞とチェロ演奏)、西村俊彦(登場する動物たち)、高山正樹(語り)、白石准(楽長及び、作曲・ピアノ演奏)

この日は12日と同じProgrammeですが、初登場の西村俊彦氏が参加します。語り手が違います(高山正樹の役割も“走れメロス”では違う)ので、今までご覧になった方も相当違うインパクトがある「初演」的なものになるでしょう。
西村俊彦氏のblog:http://blog.livedoor.jp/byoubyoubyou/

会場は、東京の目黒区、東急目黒線の「洗足」駅の改札を出たら前方ちょっと右側にすぐに見える、プリモ芸術工房(イタリア料理店の二階)です。
「洗足」駅は、「洗足池」でもなく、「千束」でもありませんのでご注意。

入場料は、大人3,000円、中学生以下が1,000円です。
お問い合わせ・お申込み先は、
M.A.P.(エム・エイ・ピー)Tel03-3489-2246 Fax03-3489-2279
あるいは会場のプリモ芸術工房Tel03-6421-6917
メールフォームもあります。http://form1.fc2.com/form/?id=601550

もっと詳細に観たい方の為にチラシはPDFにして公開してあります。
http://shiraishijun.jp/chirashi/201509yamaneko_festival.pdf

山猫合奏団の本拠地、東京の目黒線、洗足駅前のプリモ芸術工房にて、9/19から四日間、白石准が書いたすべての物語が連続上演されます。

9/19というのは、最初の作品、“どんぐりと山猫”の冒頭、山猫から一郎に手紙が来る日付です。
この日付は我々にとってとても記念の日付なので、この日を皮切りに行う事にしました。

詳細はまたこの記事を更新していきます。
主な演奏曲目を以下に記します。

9/19(金)19:00 “注文の多い料理店” & “どんぐりと山猫”(両方に出てくる山猫は同一人物というプランで書かれているので連続上演です。)
         高山正樹、楠定憲、白石准
9/20(土)14:00 “セロ弾きのゴーシュ”
         大島純、高山正樹、楠定憲、白石准
9/21(日)14:00 “オツベルと象”
         古本大志、稲垣護、高山正樹、楠定憲、白石准
9/22(月)19:00 草野心平、山之口貘の詩集、“走れメロス”
         高山正樹、楠定憲、白石准

入場料;
一回券 大人3,000円、子供1,000(中学生以下)
全公演フリーパス:大人8,000、子供3,000(中学生以下)

携帯からの予約はこちらをクリック!


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プリモ芸術工房の場所などインフォメーションは公式サイトへどうぞ。
http://primoart.jp

記事としては、草野心平記念文学館に着いた時に撮った写真の記事から続きます。
concertは始まりました。
前日の東京でのconcertではチェロ独奏は派手な曲で始めましたが、この日は、しっとりと、フォーレの「夢の後に」からでした。
大島純&白石准@草野心平記念文学館concert

一曲終わると高山正樹が出てきて我々の紹介をしました。
高山正樹が山猫合奏団を紹介する@草野心平記念文学館concert

下の写真は「河童と蛙」の演奏が始まりまった所でしょう。
前日の東京公演での初演とは違うスタイルで演奏してみました。
東京では、所謂「ボサノヴァ調」でやりましたが、この日は、白石准の希望(ってホールに着いてから突然閃いたのです(爆))で、少しジャズ風なスウィング調でやりましたから、草野心平の擬音語が跳ね飛んでいました。
そうすると、テンポも前日よりはいささかゆっくりになりました。
これは、面白い使い分けだと作曲者は思いました。

これから、前者を「河童と蛙Aパターン」そして、昨日のパターンを「河童と蛙Bパターン」として同じ作品を違う様式で演奏する事になると思います。

前日は語り手二人バージョンでしたから、その役割を入れ替えたり(実際前日はアンコールの時、最初にやったのと入れ替えて語って貰った)、この日の様に一人で語ったり、ヴァリエイションは沢山出来る事になります。

そういえば、つい先日の茨城県の仁連小学校での「パターンAの一人版」プレ初演を含めてもまだ、一度も同じパターンで演奏したことがないという事になりました(爆)
「河童と蛙」演奏中
この日は、僕らの演奏前に、たぶん恒例なのでしょうか、来場者の中から希望者を募り、30分ほどの間に5人の方が詩の朗読をしました。
その中にも、坂本遼の「おかん」という詩は取り上げられていました。
僕らも僕の作曲でこの後演奏しました。

僕らの予想では、こういう山の中腹にある場所だから、30人も来れば万々歳だと思っていたら、開演直前にどんどん人が増え、もしかしたら100人くらいいらっしゃったのでは無いかという人出でした。
大変熱心に聴いて頂けました。
熱心に聴いて頂いた草野心平記念文学館でのconcert

こんなに高山正樹が拳を握りしめて居る場面は何かと想像したら、きっと、かっこうがゴーシュに挑んでいる場面かなと思います。
スタッフは良い場面を撮ってくれましたね。
たぶんかっこうを熱演している高山正樹

夜な夜な動物の訪問を受けた後六日目の晩(実はこの話、最後にやりとりした鼠の親子の訪問から本番まで一週間近く空いているというのは、気がつかなかったりするけど重要な部分だとは思う)「本番」を終え、聴衆の拍手を受けている「金星音楽団」の人達。
「本番」の交響曲第六番を演奏終了し、聴衆の拍手を受ける「金星音楽団」

司会者(右の高山正樹がその瞬間演じている)に促されてもアンコールには頑なに応えない楽長(白石准が不遜な態度をしているのはそれだ(爆))。
司会者に促されてもアンコールに不遜にも応えようとしない楽長白石准

それで、楽長命令で独りでステージで演奏したゴーシュ、演奏後その「印度の虎狩り」の出来に驚愕し、初めて褒めまくって感心している楽長、司会者に「体が丈夫だからあんなこともできるよ、普通の人なら死んでしまうからな」と言い残し、退場中。
アンコールにゴーシュが独りで弾いた「印度の虎狩り」に感心する楽長

退場後、まだステージでは演技が続いているのにカメラ目線の白石准楽長。
カメラ目線の楽長(爆)

会館の皆様、そして最後まで熱心に聴いて下さって、その場で色々感想を頂いたりもした聴衆の皆様、お世話になりました。
またきっと別の作品ででもこの場所には戻ってきたいと思いました。

piano弾きとしては、会場のピアノ(どこかの小学校のお下がりと言う事でしたが、そういう水準の楽器とは思えない良い楽器でした)を見ている、調律の方が自作した「ピアノを移動するためのキャスター」が凄いと思いました。

ホールの大きさも僕らの出し物にはマイク無しで伝わる広さでとても良かったです。

しかも、学芸員(だったかな)の方から、僕に新たな作曲のネタにと、草野心平の童話を紹介して頂けました。
草野心平の作品にも、宮沢賢治にも負けないくらいオノマトベ(擬音語、擬態語、擬声語の事)が沢山含まれている場合が多く、この日の来訪は、白石准にとって草野心平が、宮沢賢治に続く「インスパイアーされる作家」の一人に突然浮上してきた「Encounter」の記念日になったかも知れません。

一昨日の夜、プリモ芸術工房での公演で新鮮な気持ちで燃焼した山猫合奏団の一行は、翌日の午前中には既に福島県いわき市出身の詩人、草野心平の記念文学館に居ました。

福島県いわき市には、それぞれのメンバーが劇団やオーケストラ、室内楽などで訪れた事はあっても、山猫合奏団としては初めてお目見えする場所でした。
8月の仙台公演に続く、「東京より北方面」の公演になります。

山の中腹にある眺めの良い場所に建物があり、入口からして紅葉が美しい外観でした。
草野心平記念文学館の入口

駐車場から本館に行く途中、掲示されていたこの時期開催されている、兵庫県出身の草野心平とも親交があった詩人、坂本遼(恥ずかしながらこの作家のお名前は今回のお話を頂いて初めて知ったメンバーがほとんどでした。)展の看板。
草野心平記念文学館の特別展坂本遼展の看板
文学館の掲示板にも光栄なことに我々の写真が。
山猫合奏団の写真も@草野心平記念文学館の特別展坂本遼展にて

中に入ると、いわきの山の景観がまるで、額縁の中に収まっているような錯覚に襲われるロビーがあり、さっそく高山正樹が写真を撮っているのが見えました。
草野心平記念文学館の中で景色を撮る高山正樹

別の部屋では、まるで温泉の様に見える空間がありました。
もちろん、ソファに座りながら、壁に掲示されている草野心平の詩をゆっくり眺められるようになっていました。
まるで温泉の様に見える空間

今回僕が作曲するのに選んだ「河童と蛙」も、ショパンの曲を使って弾いた「るるる葬送」にも蛙が出てくる。
それを象徴するような、蛙の居る中庭のディスプレイ。
心平が愛した蛙たち

景色が見えた大きな窓側から入口方面を見るとこうなっています。
もちろん、この空間でconcertも可能だとは思いましたが、陽の出ている間は逆光になって出演者の顔が全部真っ暗になるとは思いますが、、、。
草野心平記念文学館の窓側から入口を望む

外に出ると、紅葉を味わうことが出来ます。
草野心平記念文学館の外の紅葉

でも、麓の景色を見ると、それほそ、紅葉が進んでいるようには見えません。
ということは、この小高い位置はやっぱり標高の関係で麓よりはだいぶ寒いのでしょう。
草野心平記念文学館から見えた景色

写真の数も多くなりそうなので、開演後の写真は、別記事で。